スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

都市のこと考える

先日、「都市史学が開いた地平」というシンポジウムに行ってきた。次の読書会が、都市をテーマとするということだったので、ちょうどいい機会だった。さまざまな視点からの話題提供があったが、発表者に共通する関心は、おそらく「<都市>と呼ばれる地域がもつ、境界のあいまいさ」にあるのだろう。ヨーロッパや中国には、城壁で囲まれた、その意味では境界がはっきりした地域を<都市>と呼んでいるが、日本の場合はどうも様子がちがうらしい。たとえば、東京、京都、平泉といった地域は、人口からみれば立派な<都市>に振り分けられるが、城壁も存在せず、また「内部」に自然を抱えている。自然との境界がごくあいまいなのである。その点について、ヘンリー・スミスは「東京は巨大な農村である」と形容している。ソフトな面を考えると、<都市>はより面白い。鈴木博之が、「都市はあらゆるものを受け入れられる存在」と解くその性質である。これは網野善彦の<公界>に通じる考えといえよう。本来、何ら関わりのないもの同士がより集まって、干渉しあうこともなく、秩序を完全になくすかに見えるが、それでも何か見えない境界線でもって包み込まれた内部が、それなりの秩序を保っている空間。ではわれわれがいう、「都市的なもの」とはいったい何か。ひるがえって、「都市的でないもの」とはいったい何か。
スポンサーサイト

コメント一覧

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ほんちく!!

Author:ほんちく!!
関西の大学生やら大学院生やら建築系やら文系やら忙しい人やら暇人やらが参加している、建築関係の読書会です!
幼稚園児からお年寄りまで参加者募集中です!!
過去の読書会アーカイブ
hon-ticのアンテナ

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
記事一覧

全ての記事を表示する

月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
リンク
QRコード
QR
FC2カウンター
  近代建築の
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。